安い時計と高い時計はどこが違うのか?腕時計を価格別に比べるとわかる「価値」

安い時計と高い時計はどこが違うのか?腕時計を価格別に比べるとわかる「価値」

100円の腕時計と、その1万倍の100万円のブランド時計では、デザインや性能に明らかな違いがあります。でも、同じ10倍の価格差でも、1万円の時計と10万円の時計の違いをあなたは見分けられますか? あるいは、3万円と5万円のモデルではどうでしょう?
「高級時計が欲しいけど、なんだか価格に納得できない――」
そんなふうに感じて、なかなかブランド腕時計に手が出せないという方でも、安い時計と高い時計を見分けられるようになれば、考え方が変わるかもしれません。
価格別に腕時計の良し悪しを知れば、どのブランドのどういったデザインを選べばいいのか分かってくるでしょう。自分にぴったりのモデルが見つけられるようになります。

今回は、あえて100円から、値段ごとの腕時計の魅力に迫ってみたいと思います。
「さすがに安すぎるな」「ここまで高いのはいらないな」という自分の率直な印象を大事にしながら眺めてみてくださいね。

※本記事でご紹介する販売価格は、消費税税を含まず、また2020年2月時点のものです。

【100円】カスタマイズ次第ではおしゃれに見える、100均の腕時計

100円相当の腕時計のメリットは、「ぶつけて壊れてもいい」と開き直れるという点です。お手持ちの腕時計を組み合わせて自分なりにかっこよく、もしくは可愛く見せたいときにも、100円で買える腕時計は役立つでしょう。

一方で100円相当の腕時計のデメリットは、当たり外れが大きく、時間が狂ったりベルトが切れたりするという点です。急に腕時計が必要になり、とりあえず100円ショップに寄って買ってみたら、想像をはるかに超えるような不良品と出合うこともあるようです。

【1,000円】シンプルなデザインで確実に動く、1,000円相当の腕時計

「チープカシオ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。巷では「チプカシ」と呼ばれている、G-SHOCKでおなじみのカシオが1990年代から製造・販売する1,000円相当の格安時計です。ベーシックなデザインが、性別問わず幅広い世代に愛されています。

ただ、デザインのバリエーションが限られてしまうのが少々残念なところです。機能性は申し分ありませんが、個性を出したい人にとっては物足りないと感じてしまうかもしれません。

【10,000円台】自分好みのモデルが見つかりやすい、1万円台のブランド腕時計

カラーバリエーションとデザイン性の高さを求めるなら、まずは1万円台の腕時計からチェックしましょう。
たとえばスカーゲンの『SKW6541』の場合、陸軍を思わせるアーミーデザインに、夜空に浮かぶ月を連想させるスモールセコンド(独立した秒針)が魅力です。

レディース腕時計では、1万円台からラグジュアリーなモデルが簡単に見つけられます。スカーゲンの『355SSRS』は、ホワイトシェルの文字盤上に、12粒のスワロフスキークリスタルが彩られています。光の加減で輝き方が変化する神秘的なブランド時計です。

【30,000円台】より良い機能がほしいと思ったら手に取りたい、3万円台のブランド腕時計

スポーツウォッチやスマートウォッチなど、一風変わったモデルの腕時計をお探しでしたら、3万円台から見てみましょう。
ファッション業界で権威のあるブランド『アルマーニ』のスポーツウォッチは、おしゃれなクロノグラフ(ストップウォッチ機能)やラバーストラップ(ゴム製のベルト)を搭載。腕時計自体のデザイン性にも優れており、袖口からチラッと見えたときに、見る人に「高そうなブランド時計だな!」という印象を与えてくれそうです。

アルマーニのスマートウォッチ『ART3013』も、ところどころにローズゴールドカラーを取り入れており、高級感たっぷりです。AndroidおよびiPhoneのスマートフォンと互換性があり、着信通知、消費カロリー計測、アラームなど、日常生活で役立つ機能が数多く備わっています。

【50,000円台】新作・雑誌掲載・海外限定モデルのラインナップが充実している5万円台のブランド腕時計

発売されて間もないブランド時計は、当然ながら価格相場も高くなる傾向にあります。3万円台でも新作モデルはありますが、デザインや機能性も加味して探すとなると、5万円台からチェックしたほうがいいでしょうね。

参考サイト2020年新作エンポリオアルマーニ腕時計│Armani-Side

雑誌に掲載されて注目を浴びた腕時計や、国内にいるとなかなか手に入らない海外限定モデルも同様です。ブランドバリューのほかに話題性や希少価値が加わると、相場は5万円台に近づきます。

【100,000円】スイスメイドにブレゲ針……一流の技術を楽しめる10万円相当のブランド時計

高い技術が落とし込まれたスイス時計(スイスメイド:Swiss made)になれば、価格はさらに上になります。
以下は、スイス時計協会からのメッセージです。

世界中で、Swiss madeの腕時計は他の追随を許さない評価を得ています。ノウハウ、完璧な品質、美的センス、技術革新-Swiss madeの表示はこれらすべて、そしてさらに多くを意味しています。名高いブランドにこの2つの単語が加われば、価値の高い時計を探し求めるお客様に最良の選択が保証されます。

高い技術力といえば、時計の歴史を200年早めた といわれるアブラアム=ルイ・ブレゲ氏考案による『ブレゲ針 』も有名です。針の先端には穴が空いており、月を思わせるようなスリムですっきりとした斬新なデザインです。1783年頃に誕生して以来、2世紀以上にわたって愛され続けています。

【500,000円】世界規模で有名な俳優・アスリートも愛用している、50万円相当の高級ブランド時計

タグホイヤー やオメガ といった名高いブランドメーカーの腕時計ともなると、価格は50万円前後になります。
これらのブランド時計がなぜ他の有名ブランドよりも高い理由は、時計としての価値以外というよりも、ブランドアンバサダー(広告塔)によるところが大きいのではないかと思います。

◎タグホイヤーのブランドアンバサダー(広告塔)

  • ブラット・ピット(俳優)
  • レオナルド・ディカプリオ(俳優)
  • 香川真司(サッカー選手)
  • クリスティアーノ・ロナウド(サッカー選手)
  • マリア・シャラポワ(テニスプレーヤー)

など

◎オメガのブランドアンバサダー(広告塔)

  • マイケル・フェルプス(五輪史上最多メダリスト)
  • セルヒオ・ガルシア(スペイン ゴルフ界のレジェンド)
  • チャド・レクロー(南アフリカ 競泳界のスター)
  • ジェシカ・エニス=ヒル(陸上競技における強者)

など

タグホイヤーもオメガも、全自動生産ライン(職人の手作業と同レベルの品質の製品を自動で製造できる生産ライン)を確立しています。本来、スイス時計は前述のように「職人の手作業」が重視するのですが、50万円相当のブランド時計になると、人件費をグッと抑えてブランド戦略に力を入れる傾向にあるようです。

【1000,000円~】世界初の技術で他の追随を許さない100万円以上の高級ブランド時計

ウブロやフランクミュラーといったメーカーでは、「自社一貫製造体制(マニュファクチュール)」のもと、とことんこだわり抜いたブランド時計を開発しています。時計製造のスペシャリストとして、高級品に目がない富裕層にも満足してもらえるようなモノづくりを追求しているのです。
たとえばウブロは、世界で初めてゴルフスコアをカウント・表示するゴルフウォッチを発売しました。フランクミュラーは、F1マシンに使われる新素材を時計に落とし込むといった斬新な発想で、他社が追随できない腕時計を創り続けています。

高い腕時計が自分を満足させるとはかぎらない

価格別に腕時計を紹介してきましたが、気をつけなければいけないのは、「お金を出せば腕時計選びに失敗しない」という安易な考え方に陥ることです。たとえば、職人の手仕事に価値を見出すなら、全自動生産ラインによる50万円の有名ブランド時計よりも、10万円のスイス時計のほうを手にとるべきだからです。

大切なのは、自分が好きな腕時計のイメージを明確にすることです。
100万円以上のブランド時計を理想に、より高い時計を求める人ばかりではありません。数万円のモデルをいくつもコレクションして、おしゃれに取り入れている人も大勢います。
「ブランド物」というと、つい見栄を張って、高いものほど良いと思い込んでしまいがちです。しかし、本当に大切なのは、自己顕示欲にまどわされずに、自分が「これ!」と思った腕時計を手に入れることだと思います。


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